貯水槽清掃作業監督者の資格や講習についてまとめてみました

貯水槽清掃(大阪、兵庫)

貯水槽清掃作業監督者という資格が貯水槽関連でよく見かけると思います。貯水槽清掃には作業監督者という資格が必須なのでしょうか?どのようにこの資格は取得できるのでしょうか。

 

貯水槽清掃作業監督者とは?

貯水槽清掃作業監督者講習会を修了した人のことです。

厚生労働省のHPには建築物飲料水貯水槽清掃業の登録を行うには

厚生労働大臣の登録を受けた者が行う講習を修了した者、

つまりは貯水槽清掃作業監督者が必要です。

貯水槽清掃作業監督者講習会

公益財団法人日本建築衛生管理教育センターサイト内に講習の内容が書かれています。

受講料

52,000円(非課税、受講申込時には不要)

 

受講資格

(建築物環境衛生管理技術者免状を有する方は受講する必要はありません。)

次の1,2,3のいずれかに該当する方

    1. 学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく高等学校若しくは中等教育学校又は旧中等学校令(昭和18年勅令36号)に基づく中等学校を卒業した後、2年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務に従事した経験を有する者

 

    1. 5年以上建築物の貯水槽の清掃に関する実務に従事した経験を有する者

 

  1. 1.と同等以上の学歴及び実務の経験を有すると認められる者

 

(注1)上記実務に従事した経験とは、正社員としての実務であり、 アルバイト、パート等は含まれません。

(注2)中等教育学校とは、中等普通教育(中学校)並びに高等普通教育及び専門教育(高等学校)を一貫して施す修業年限6年の学校です。(学校教育法第63条及び65条)

 

講義科目

1)建築物環境衛生制度 2時間
2)給水衛生概論 7時間
3)建築設備概論
(給水設備関係)
5時間
4)作業の安全管理 2時間
5)貯水槽清掃各論 12時間
試験 1.5時間
合  計 29.5時間(4日間)

 

日程表

公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター

上記のページに予定が出ていますが、

講習会開催地は東京、大阪、愛知、福岡、沖縄、北海道などで行われています。

一回の講習の募集人員が100名なので、お早めにご応募ください。

 

申込書の入手方法

ネット上で申請書をダウンロード可能です。

http://www.jahmec.or.jp/koushu/images/tebiki-c.pdf

 

返信先を記入した返信用封筒(長型3号:235mm×120mm)に92円切手をはり、講習会名を明記の上(例:清掃の新規 申込書希望)、日本建築衛生管理教育センター教務課 又は 関西支部あて請求して下さい。

●実務従事証明書の記入についてはこちらを参照して下さい。

 

貯水槽清掃作業監督者講習会申込方法

受講申込書と各種添付書類(受講申込手引参照)を添えて、 受付期間内に日本建築衛生管理教育センターに到着するように送付して下さい。
なお、窓口での受付は原則としていたしません。

会場 送付先

受講申込書と各種添付書類(受講申込手引参照)を添えて、 受付期間内に日本建築衛生管理教育センターに到着するように送付して下さい。
 なお、窓口での受付は原則としていたしません。

会場 送付先
大阪以外の会場 〒100-0004
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7階743区
公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター教務課
TEL:03-3214-4624
大阪会場 〒560-0082
大阪府豊中市新千里東町1-4-1 阪急千里中央ビル9階
公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター関西支部
TEL:06-6836-6605
    ※受講申込に係る個人情報(氏名・生年月日・住所・電話番号等)は、当該講習会事業以外には利用いたしません。

 

詳しくはこちらのページをご参照ください。

公益財団法人日本建築衛生管理教育センター

貯水槽清掃作業監督者再講習の必要は?

貯水槽清掃作業監督者講習会の修了証書の有効期限が6年間です。

つまり、貯水槽清掃作業監督者となり知事に事業登録できる最長期間は6年間で、

6年に一度再講習を受ける必要があります。

その際、貯水槽清掃作業監督者再講習を受けて修了証を更新する必要があります。

会社内に複数貯水槽清掃作業監督者がいる場合はまた違う方法になりますね。

 

貯水槽清掃作業監督者再講習会の料金など

受講料

料金 35,000円(非課税、受講申込時には不要)

 

受講資格

次の1,2,3のいずれかに該当する方

厚生労働大臣登録貯水槽清掃作業監督者講習会を修了した者
(建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則(昭和46年厚生省令第2号)第28条第4号イに規定する講習の課程を修了した者)

厚生労働大臣登録貯水槽清掃作業監督者再講習会を修了した者
(建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則(昭和46年厚生省令第2号)第28条第4号ロに規定する再講習の課程を修了した者)

建築物環境衛生管理技術者免状を有する者であって、建築物飲料水貯水槽清掃業の登録営業所において貯水槽清掃作業監督者としての業務に従事した経験を有する者
(注)修了証書の有効期限が切れている場合でも、受講する講習会の種類は再講習会となります。

 

講義科目

1)建築物環境衛生制度 1.5時間
2)建築物環境と公衆衛生 1.5時間
3)給水衛生概論 3.0時間
4)建築設備概論 2.0時間
5)貯水槽清掃各論 3.0時間
試験 1.0時間
合  計 12.0時間(2日間)

 

日程表

日程表は以下のページをご覧ください。

公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター

東京、大阪、愛知、福岡、宮城、広島、福島、新潟、愛媛、沖縄、北海道等で開催されていて、

貯水槽清掃作業監督者講習会よりも開催回数は多いです。

 

申込書の入手方法

ネット上で申請書をダウンロード可能です。

http://www.jahmec.or.jp/koushu/images/tebiki-sc.pdf

返信先を記入した返信用封筒(長型3号:235mm×120mm)に92円切手をはり、講習会名を明記の上(例:清掃の新規 申込書希望)、日本建築衛生管理教育センター教務課 又は 関西支部あて請求して下さい。

 

貯水槽清掃作業監督者講習会申込方法

受講申込書と各種添付書類(受講申込手引参照)を添えて、 受付期間内に日本建築衛生管理教育センターに到着するように送付して下さい。
 なお、窓口での受付は原則としていたしません。

会場 送付先
大阪以外の会場 〒100-0004
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル7階743区
公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター教務課
TEL:03-3214-4624
大阪会場 〒560-0082
大阪府豊中市新千里東町1-4-1 阪急千里中央ビル9階
公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター関西支部
TEL:06-6836-6605
    ※受講申込に係る個人情報(氏名・生年月日・住所・電話番号等)は、当該講習会事業以外には利用いたしません。

 

詳しくはこちらのページをご参照ください。

貯水槽清掃作業監督者再講習会

貯水槽清掃の資格取得は義務なのか?無資格で作業はできるのか?

どこにも明示していないのですが、

貯水槽清掃は貯水槽清掃作業監督者がいないとできないとは書いていないです。

ただ、実際にこの業務を行う場合は取得しておいた方が

信頼獲得や大きな案件対応もできます。

言い換えるなら、

会社内にこの資格を持っている人がいないのでしたら、

入札案件や大きなプロジェクトへの参加は難しいでしょう。

 

参照:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei11/03.html

 

貯水槽清掃登録に必要な資格

貯水槽清掃作業従事者

先の厚生労働省のページを見てみますと

建築物飲料水貯水槽清掃業登録のためには貯水槽清掃作業監督者が必須だけではなく、

「従事者は、研修を修了したものであること」という項目があります。

つまり、資格とは言わないものでも作業に携わる人は講習が必要です。

 

登録事業に従事する者として、パート、アルバイト等であっても従事者研修の対象となります。また、従事者研修は、作業に従事する者全員が1年に1回以上研修を受ける体制を事業者がとっていることが必要です。ただし、従事者全員を1度に研修することが事実上困難を伴う場合には、何回かに分けて行うことも可能です。

参照:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei11/03.html

大阪、兵庫の貯水槽清掃従事者研修カリキュラム

一年に一回以上研修を受ける必要がありますが、

この研修はどこかに出向いて受けるとかではなく、

自社で行います。

自社で研修をするようにと言われても何をやればいいのかわからないと思われるかもしれません。

安心してください。各都道府県が貯水槽清掃作業従事者研修カリキュラム例というのをネット上に出しています。

 

大阪府の貯水槽清掃作業従事者研修カリキュラム例は公表されていたのですが、

兵庫県の貯水槽清掃作業従事者研修カリキュラム例は見つけることができませんでした。

しかし、愛知県の貯水槽清掃作業従事者研修カリキュラム例を見ると、大坂と全く一緒。

どうやらこのカリキュラム例は全国共通のようですね。以下の通りです。

 

貯水槽清掃作業従事者研修カリキュラム例

<カリキュラムの考え方>
1.7時間以上を確保する。
2.科目ごとの講義時間は、研修内容により適切な時間を設定する。
3.2年目以降のカリキュラムは研修内容から取捨選択し、設定する。

1 年目カリキュラム

・貯水槽の清掃方法

作業用機械器具と取扱い/作業計画及び作業の実際
*必要に応じて実技訓練を行う。 90 分

・貯水槽の塗装方法
塗料の選定/塗装の種類と方法/塗装に必要な機器/貯
水槽塗装の手順と注意/塗装作業の安全対策/塗装後の
消毒及び水質検査/留意点
60 分

・貯水槽の消毒方法(貯湯槽含む)
飲料水と人の健康/病原性微生物と健康影響/化学物質
と健康影響/人体と水/飲料水の衛生と管理/消毒の意
義と定義/消毒方法/消毒時における留意点/消毒剤の
規格/水の消毒方法/消毒液の作り方/残留塩素の測定
方法
60 分

・安全及び衛生

衛生的な貯水槽清掃の実施/作業中の事故防止/緊急時
の処置/作業報告書の作成 60 分

 

・建築物の環境衛生行政

貯水槽清掃に関する関係法令/労働安全を基準とした関
係法令/構造基準としての関係法令 60 分
作業従事者の責任と任務 貯水槽清掃の目的/マナー 30 分
給水設備と機器 貯水槽の構造/関連機器の名称と機能 60 分

 

2 年目以降カリキュラム

 

・貯水槽の清掃方法
作業用機械器具と取扱い/作業計画及び作業の実際/給
水設備の維持管理
*必要に応じて実技訓練を行う。
120 分

・貯水槽の塗装方法
塗料の選定/塗装の種類と方法/塗装に必要な機器/貯
水槽塗装の手順と注意/塗装作業の安全対策/塗装後の
消毒及び水質検査/留意点
60 分

・貯水槽の消毒方法と感染症対策
消毒の意義と定義/消毒方法/消毒時における留意点/
消毒剤の規格/水の消毒方法/消毒液の作り方/残留塩
素の測定方法/各感染症(レジオネラ症)
60 分

・安全及び衛生

衛生的な貯水槽清掃の実施/作業中の事故防止/緊急時
の処置/作業報告書の作成/電気の取扱い 60 分

 

上記科目は必須,他は以下のカリキュラムから選択する。

 

・建築物の環境衛生行政 貯水槽清掃に関する関係法令/労働安全を基準とした関
係法令/構造基準としての関係法令 60 分

・作業従事者の責任と任務 貯水槽清掃の目的/マナー 30 分

・給水設備と機器 貯水槽の構造/関連機器の名称と機能 60 分

・貯湯槽の清掃方法 給湯設備の概要/貯湯槽清掃の意義/温度の管理/清掃
方法/水質管理 60 分

 

引用:http://www.pref.osaka.lg.jp/annai/attach/s_0000-0169_12_5.pdf

 

まとめ

貯水槽清掃作業監督者と貯水槽清掃作業従事者に関して簡単にまとめました。

資格がなくても作業ができますが、

行政関連、特に公団や、市営府営住宅の貯水槽清掃は難しいですね。

また、多くの貯水槽清掃業者が監督者を配置していることを考えますと、

貯水槽清掃業者として営業するにはやり方のみではなく、

貯水槽清掃業者が監督者を一人は置いておく必要がありますね。

大阪、兵庫、関西一円貯水槽清掃なら、

貯水槽清掃作業監督者のいるWASHMANまでお問い合わせください。

 

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